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シェルター

 北朝鮮の核実験が気になり昼の休憩中にテレビを見ていたら、株式会社シェルターという、核シェルターの輸入販売をしている大阪の会社が紹介されていた。経営者は西本誠一郎氏で、非常に熱心なクリスチャンであり、社長室にはイスラエルの国旗も貼ってあった。放射能や化学物質から身を守る空気ろ過装置もあり、計1200万円でシェルターを作ることができるとのこと。一般の人には手の届く額ではないが...

 しかしニュースを見ながらつくづく日本はセキュリティ関連ではあらゆる面で遅れていると思った。

 イスラエルでは、法律で各建物に非核兵器対応シェルターの設置が義務付けられている。過去様々な戦争を通ってきたため法律内容は何度も改正され、今はガス兵器等の化学兵器対応のシェルターがなければならない。
 また、そのシェルターの材料、壁の厚さや中の広さ、人数、水や食料等細かな規定があり、国が国民を守ろうとしている姿勢をよく表している。

 実際には全ての家や建物が法規通りにシェルターを有してはいないようで、今月の4日のマアリヴ紙には、第二次レバノン戦争後調査で37%のイスラエル人はシェルターがないとの記事があった。現実にはお金もかかるし大変だろう。私の住んでいた家もシェルターらしきものはあったが、倉庫代わりに使っており、人数の割には狭く扉もごく普通のもので到底役に立つようなシロモノではなかった。
 イスラエルの国はお金がないのに公共シェルターも建てなければならず対応に追われている。

 翻ってわが国を見みると、国が国民を守る意識はほとんどゼロに等しい。拉致問題にしても、ミサイル発射にしても、核実験にしても、また地震などの自然災害にしても、政府はすべての面において事後対策しかしない。
 安部首相には大いに期待しており、やっていただきたいことは山ほどあるが、シェルター設置などの具体的措置の検討もその一つだ。憲法問題は良い方向へ向かっているようだが、国民の意識の低さが障害となって、セキュリティの向上は非常に困難だろう。
 安部首相には是非イスラエルに行っていただき、そのような事もつぶさに見てきてほしい。
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スコット(仮庵の祭)

 大贖罪日の5日後、今日の夕方からスコットが始まる。
 これはユダヤ教の3大祭の一つで、その昔モーセに率いられた民がエジプトを出て約束の地に向かって荒野で40年間流浪し、その間スカー(仮庵の単数、スコットは複数形)に過ごしたことを記憶するお祭。7日間続き最初の2日が祝日で残りの5日は半日半休となる。

 このお祭の間は各家の庭やベランダにスカーを建て、特に信仰の厚い人々はそこで食し寝泊りをする。スカーは基本的に粗末で、屋根はナツメヤシの枝を用い、その間から夜空を見て楽しむ。ちょうど時期的にも日本の「仲秋の名月」と重なる。

 ユダヤ教では来客は祝福の象徴なので、普段からもてなしをするが、特にこのスコットの来客は特別なもてなしを受け喜ばれる。
 参考までに、スコットを題材にした「ウシュピズィン(客)」というイスラエル映画があるが、スコットの様子や宗教家の住宅地の様子などを見ることが出来るので、興味のある方はお勧め。ただしすべてへブライ語(一部イーディッシュ)。

 毎年このお祭が終わる頃に乾季も終わり雨季に入り、「ヨレー」または「モレー」と呼ばれる最初の雨が降る。
スコットは雨乞いの祭でもある。この雨季にどれだけ雨が降るかで乾季の水が確保されるので、イスラエルにとってはスコットの祈りは死活問題でもある。と言っても、お祭自体は決して深刻でなく本当に楽しいお祭で、イスラエル各地でも様々なイベントが催され、イスラエルの人々はすでに恵の雨が降ることを確信して喜んでいるようだ。

 このブログに「イスラエルのツボ」というサイトをリンクしているので是非ご覧いただきたい。イスラエルでお祭を迎える雰囲気が現地から直に伝わってくる。

ヨム・キプール(大贖罪日)

 今日の夕方から明日の夕方までが「立帰りの10日間」総決算の日、ヨム・キプール(大贖罪日)だ。
この日は神の審判が下る日で、ユダヤ教では最も聖なる日とされる。

 すでに前に紹介したので多くは詳述しないが、この日は安息日に禁じられている行為の他に、断食をしたり革製品を身に着けることを禁じたりと、守るべき掟も厳しい。
 毎週土曜日の安息日よりもさらに車の通りが少なくなり、そのため子供達が自転車を走らせる姿が多く見られる。
 シナゴーグ(ユダヤ教会堂)に行く人が増え、「ヒロニ」と呼ばれる世俗的な人々の多くも断食をし、ユダヤ教の掟をまもる。面白いことにヨム・キプールには、シナゴーグに行かなければ自宅にいるしかないので、レンタルビデオ・DVDのレンタル率が普段の休みの2倍から3倍に増えるそうだ。

 この日は神様への立ち帰りの日であるため、立ち帰りがテーマのヨナ書が読まれる。また「コル・ニドレイ」(すべての誓い)という特別な祈りが捧げられ、神様に今まで果たせなかった誓いを許してもらう。

 ユダヤではまだ年の初めにあたる時期だが、甘い年を願うとともに自分の魂の清めを願い、新たな心で一年をスタートする。
プロフィール

ヨハナン

Author:ヨハナン
「イスラエルの風」へようこそ
ヘブライ語教室マアヤン・リナーの講師、児玉直純です。
福岡で、おそらく九州で唯一のヘブライ語教室です。また翻訳・通訳をしています。
http://www1.bbiq.jp/maayan-rinnah/index.html

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