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ケーパー

ケーパー
 

 ちょうどこの時期になると思い出すイスラエルの花がある。
 春から夏にかけて、イスラエルの各地で見られるケーパーだ。
 とても強い植物で、地面、岩場、石垣などどこでも生息している。嘆きの壁でも見ることが出来る。花は聖書植物園「ネオット・ケドゥミーム」のロゴマークになっている。

 聖書の「コヘレトの言葉」の12章5節の「アビヨナ」はケーパーのことという説があるが、写本によって異同がある箇所なので良く分かっていない。
 ミシュナー種子篇マアセロット4章6節に「ツァラフ」という名で食用の植物として出ており、現代へブライ語でもそう呼ばれている。
 そのつぼみは漬物にされて、料理の調味料として使われる。また種や果実は糖尿病、腹痛、食欲不振などによく、薬として用いられている。

 茎には丸みを帯びた棘が同一方向についており、薮に手を入れるときは痛くないが抜くときに引っかかる。ベドウィンはこれを利用して家畜のノドに引っかかった虫をとる。

 イスラエルの多くの植物と同様、ケーパーも冬季になると枯れてしまったように見えるが、どっこい生きていて春になると新芽が出て花を咲かせる。
 とても愛らしい花を咲かせるので、イスラエルに行ったら是非ご観賞ください。
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第二神殿時代のダビデの町

エルサレム旧市街の南に位置する「ダビデの町」の発掘が進んでいて、第二神殿時代(約2千年前、イエス・キリストの時代前後)のものが次々と出てきている。
最近では、居住区跡が発見されて今までのダビデの町に対する考え方が覆されている。
これまで2千年前のダビデの町は「下の町」と呼ばれ、主に下級層の庶民の地区と考えられてきた。しかし今回発見されたのは、ミクヴェ(清めの水槽)などを有した当時では社会的地位の高い人々の居住区だった。

最近はイスラエル人と話すたびに「イスラエルは10年も見てなかったらもう分からないよ」と言われるが、考古学の発掘でも新しいことが次々と発見されていて、歴史の内容まで変わってしまっているとは!もうおいそれとガイドも出来ない。

ということで、今日は考古学公園になっている「ダビデの町」の鳥瞰写真をアップしておきます。

ダビデの町

「本の週間終わる」

 今年は「本の週間」は6月7日から6月17日の安息日明けまでの10日間。ここ数年は1週間でなく10日に延びたそうだ。

 私は数年間書店や取次ぎに勤めた経験があり、また本好きでもあるのでイスラエルの書籍・出版事情にとても興味があり、今回も「本の週間」について書くこととする。

 「本の週間」の歴史は古く、建国前の1926年夏テルアビブにおいて、出版社の「マサダ」の創設者ブラハー・ペリー氏が自社の本を安売りしたのが始まり。当時は1日だけだったので「本の日」と呼ばれていた。25%のディスカウントだったそうだ。それが今日のように全国的な催し物となったのは1941年、これも建国前だが全国の出版社が一丸となって運動を起こし、一気に「本の週間」にしてしまった。
 2005年度の統計では、90万人の来場者があり、250万冊が売れ、計6億5千万シェケル(約163億円)の売り上げとなった。
 今日の割引度は27%オフで基本的に書店を通さず、版元直売なのが魅力。そのため、これに合わせて書店側も利益を度外視して安売りをする。中には1ヶ月間も安売りを続ける書店もあるとか。

 イスラエルでは1年で約4千点の新刊が出版される。これは一日で11点の計算になる。日本では年間7万4千5百点、一日平均204点出版されているので、イスラエルでは少ないように思えるが、向こうは日本のようなメガ書店などなく、ほとんどが町の本屋さんという感じの店ばかり。そのため本が棚に並ぶのは極めて短期間で古い本は新刊書店では見つからない。「本の週間」が始まると、各出版社はここぞとばかり倉庫に眠っている本を売りに出す。読者側も「待っていました」と古い本を探しに出かけていく。

 綿菓子やジュースなどの出店もあり、また著者のサイン会なども催され、お祭気分に浸れるため大人から子供まで大勢の人にもまれながら、本を買っているイスラエル人を見ていると、まさに「本の民」という言葉がピッタシな国民だ。
 日本では再販制の問題もあるためか、本をただの商品価値としてしか見てない傾向にあるが、イスラエルでは読者も業界の人も一様に本を文化価値として捉えている。「どのような本が出版され、売れているかを見ればその国の文化内容や程度がわかる」とイスラエルの新聞は書いている。

イスラエルの羊飼い

 「羊飼い

 「羊飼い」というと、数千年昔のモーセや少年ダビデを思い浮かべるが、今でもイスラエルでは羊の群れをよく見かける。
 今ではイスラエル政府の定住化政策もあって減少したが、「ベドウィン」といって昔さながらの遊牧民の生活をしている人たちがいる。彼らは荒野の真ん中に皮のテントを張り、羊や山羊を飼って生計を立てている。

 ところがベドウィンだけでなく普通のイスラエル人の中にも羊飼いを職業としている人たちもいるそうだ。
 農業省が教育機関を通じて毎年羊飼いのコースを設けている。去年までは20人位の生徒しか応募がないそうだが、今年は倍の40人が集まってきた。
 羊の飼育に関することは全てカリキュラムに組みこまれていて、獣医学や栄養学等理論的なことから羊飼いの経営の仕方等実践的なことまで事細かに学ぶ。
 もちろん日本の農業学校でも同様のことを学ぶのだろうが、やはり古代から続いてきたイスラエルの羊飼いには非常に魅力を感じる。

 現在のイスラエルではGNPの野業の占める割合は減少傾向にあり、いわゆる主産業ではない。しかし輸入も多いが輸出産物の方が多く、農業が重要視されていることには変わらない。
 国もかなり力を入れている。「羊飼い」講座もその一つだろう。

 大学で旧約聖書の勉強はしたが、実際に羊を飼う体験をした方がより聖書の学びになったのかも、と思うことしばしば。
 よくベドウィンの少年が羊を追っている姿を見かけたが、手習いでもしておけば良かった、と今になって後悔している。

鉄道事故

 イスラエル時間で12日の昼12時ごろ、テル・アビブからハイファに向かう電車と一般自動車との衝突事故が起きた。場所はネタニヤから少し南のベート・ヨシュア。5人の死者及び80人近い負傷者が出た。

 イスラエルでは公共バスが非常に発達していて、10年前私がいた頃は鉄道の需要はあまりなかったように記憶している。エルサレムの駅もなんとなくさびしい雰囲気がしていた。しかし今では利用者はものすごく増え、路線も延びてベングリオン空港まで鉄道が通っているとのこと。

 しかし鉄道の発達にともない事故も増加しているようで、およそ1年前もトラックとの衝突事故があり、死者7名・負傷者200名となる惨事となった。

 イスラエルで残念なことの一つは交通関係の事故で、戦争やテロで亡くなった人よりも交通事故で亡くなった人数のほうが多いそうだ。
 私のいる福岡も自動車運転のマナーは悪く事故も非常に多いが、イスラエルは比較にならない。
 一説には、軍隊で戦車を操縦していた感覚で車を運転しているからと聞いたことがあるが、多分に性格によるものだろう。

 ただでさえ努力がなかなか実らない複雑な情勢の中、せめて交通事故ぐらいは努力しだいで少なくなるのではと思うが、自分も他のことを言っていられない。
 自戒をこめて今日のプログを綴った。

責任を取るべきは?

 9日の金曜日、ガザの海岸で突然の爆発により、女性子供を含む一般パレスチナ住民7人が亡くなり、多数の負傷者が出た。
 パレスチナ側の報道によると、イスラエル軍による沖合いからの爆弾攻撃で惨事が起きた、とのこと。
 早速日本の各報道は、パレスチナ側の報道をそのまま鵜呑みにしていて、イスラエル軍がこの事件の責任者であるかのような記事を書いている。
 しかし本当にイスラエル軍の船からの砲弾によるのかは疑問点が多くまだ調査が続けられており、の時点では爆発の原因ははっきりとしていない。

 オルメルト首相は「民間人が亡くなるのは痛ましいことであり、あってはならないことだ。しかしイスラエルの軍隊は、一般民間人に被害が及ばないように気を付けている点では世界一だ。今までもイスラエルの軍が無実の罪を着せられそうになったことは数知れない。今回も調査をしっかりとすべきだ」と話した。

 まさにその通りで、例えば数年前に起こった「ジェニン大虐殺」事件もその一つ。
 テロリストの温床だった「ジェニン」というパレスチナの村でテロリスト一掃のためイスラエルが軍事行動を起こしていたが、その際「イスラエル軍がパレスチナ民間人を大虐殺した」とのデマが流れ、日本の各メディアもそれを垂れ流しに報じた。しかも大大的に記事を掲載していた。しかしその後アムネスティ世界人権団体の調査により、虐殺という事実はなくイスラエル軍は全くの無実だったことが判明した。
 ところが日本の新聞各社はデマは大きく報道しておいて、事実が分かったときにはホンの申し訳なさそうに片隅に報じただけだった。

 今回の事件も何の検証もなくイスラエルが悪いかの如く報じるのは、早急すぎるのではないだろうか。
 確かにイスラエルは今ガザ地区で軍事攻撃を続けているが、それはあくまでもテロリスト一掃のためであり防衛行動だ。
 ハマスが停戦を発表した後も、ハマス関係者によってカッサム砲弾がイスラエルに発射され続けており、この数日でハマスは公然とテロ活動を行なっている。イスラエル側では人的被害も出ているが、なぜか日本ではそのことは報道されない。

 今回の事件の調査もパレスチナ側が協力要請に応じないため時間がかかっているとのこと。パレスチナ側は真実が判明するのが嫌なのだろうか

「本の週間」始まる

 6月7日から毎年恒例の「シュヴア・セフェル(本の週間)」が始まった。毎年大体シャヴオット(七週の祭)の頃と記憶している。

 ちなみにブログでは書けなかったが、今年のシャヴオットは一週間前の6月1日の夕方から2日の夕方までだった。

 本の週間は別名「イェリッド・ハスファリーム(本の市場)」と言って、各出版社や書店などが町々の広場などに集まって書籍の大安売りをするイベント。
 日本のお祭の出店のような感じで広場一杯に本が売られている。そして、大勢の人々がごったがえす様も、日本のお祭そっくり。
 私がイスラエルにいた頃は、このイベントが待ち遠しく、バイトでお金を貯めて、せっせこと本を買いに行ったものだ。
 当時は結構揃えたつもりになっていたが、今になってイスラエルの本が足りないのに気付いている。ネットショッピングもあるが、やはり書籍は実際に手にとって、中身を確かめて買いたい。
 また絶版になるのも結構早く、なるべく欲しい時に買っておいたほうがいい。ネットで探しても今はなく、出版社に問い合わせても入手不可の回答をもらうこともしばしば。まさに後悔先に立たず。

 問題はこの週間が終わると、書籍が値上がりすること。いわばこのイベントの狙いの一つはそこにあるようだ。
最近は書籍の値段もバカにならないようで、「本の民」の国でも
 このイベントに出向く人数は減少傾向にあるようだ。今日の「マアリヴ紙」の掲示板にも「本は高すぎる」と書き込みがあった。
 それでも日本の書籍の値段に比べると安い気はするが。

 イスラエルでは、日本のような再販制度はなく、また取り次ぎといった問屋にあたるものもない。アメリカと同様に各書店が直接出版社から書籍を仕入れる仕組みになっている。
 それで同じ本の値段でも書店によって様々だ。このことはイスラエルの書籍のいろいろなネットショップサイトを見ると分かる。
プロフィール

ヨハナン

Author:ヨハナン
「イスラエルの風」へようこそ
ヘブライ語教室マアヤン・リナーの講師、児玉直純です。
福岡で、おそらく九州で唯一のヘブライ語教室です。また翻訳・通訳をしています。
http://www1.bbiq.jp/maayan-rinnah/index.html

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